OneStep日記

雑談が下手なのは◯◯◯からかもしれない。

しま
Contents
  1. 本文
  2. まとめ

本文

あけましておめです。しまです。
正月は食ってばかり寝てばかりで堕落を満喫しております。
年末年始とはわたしにとって、1年で最も眠たい日であり、1年で唯一体重が増える時期なのです。
冬眠前と冬眠中の熊がまるで一身に同居したかのように、ひたすら栄養と睡眠を我が身に溜め込む今日この頃です。

さてそんな日々を過ごしていると、当然会話は適当になります。久しぶりに会う友人や家族と、それはそれは中身のない雑談に興じるわけです。振り返ってみると、ほぼ脊髄反射で近況トークしていた記憶しかありません。お互いに利害関係が存在しないからこそあえて楽しませよう、オチをつけようとも思わず、こんなスタンスでも会話が成り立つわけですが、実は数年前まではこんな気のおけない仲でも全く喋れませんでした。3人以上になると言葉を発することができなくなる。ひたすら相手の言葉に耳を傾け相槌を打つのみ、という姿がほんの3,4年前までのわたしでした。勝手知ったる地元の友だちとでさえこんな調子なので、ましてやビジネス関係は最悪でした。報連相ができない、聞かれたことにまず答えない、いわゆるダメ人間の典型だったと思います。

こんな為体が改善されたのにはいくつか発見した技とそのトライ・アンド・エラーがあったからですが、今回はそのうちの1つをお話したいと思います。

その技とは『相手の話を覚えておく』ってことでした。

今のわたしは、正直雑談は得意だと思っています。その理由は、相手が話したことはその会話の間たいてい覚えているからです。キーワードだけでも覚えていると、会話が進めば必ず共通する話題が出てきます。話している人が同じ人物同士なので当然です。そのときにさっと覚えていたキーワードを提示できると、相手は手を叩いて喜びます。相手の言葉を使っているので余計にわかりやすくダイレクトに伝わります。

抽象的なお話が続いたので、具体例をば。

友人Aは上京して以来まる4年間住んでいた木造2階建てのアパートを引き払い、4階建て鉄筋コンクリート造のマンションに引っ越しました。そのマンションに引っ越した決め手は間取りの広さと最寄り駅までの近さでしたが、不便なことにエレベーターが付いていませんでした。入居時の家具搬入に始まり、普段の行き帰りでも階段の上り下りに明け暮れているという彼の苦労話には正直同情を禁じえませんでした。

この話題はこれで終わり、別の話題へと移りましたが、わたしはこの『階段の上り下り』というエピソードを覚えていました。その後話は巡り、同じ場にいた友人Bが「最近健康診断の数値でD判定だった項目があって、健康が危うい。」とこぼしました。耳ざとく聞きつけたわたしはその直後「Aの家に引っ越せば毎日否応なく階段上り下りできて運動できるぜ!」と切り込みました。AもBも笑みがこぼれていたのは言うまでもありません。まるでいたずらが見つかった小学生男子のようなキラキラした目と笑顔でわたしをまじまじと見つめてきたものでした。

話題のキーワードを覚える→別の話題との共通点を発見する(こじつける)→タイミングを見てその共通点に言及する、という流れです。わたしはこの『共通点のこじつけ』が得意でして、雑談でも多用します。

メリットは2点です。
無理して面白い話をひねり出す必要がなく、相手の話を聴く余裕が生まれる
相手の言葉を使っているので、意図が伝わりやすく印象に残りやすい

難しいことは何もなく、ただただ相手が話していたことを覚えていさえすれば誰でも実践できる技ではないでしょうか?
逆に言うと、雑談が下手だったころのわたしは相手の話をよく忘れていました。あまり馴染みのない内容だったからかもしれませんが、理解が追いつかず覚えていることができませんでした。かつてわたしが3人以上の場だと話すことができなかったのは、わたし以外の残り2人が繰り広げる得意ジャンルに反応できる引き出しを持ち合わせていなかったことが原因だと考えられます。この引き出しが必要になるというのはデメリットといえるかもしれませんが、経験値や質問で如何様にでもカバーできる代物ではあるので、今思えば些末な悩みでした。

まとめ

雑談が下手なのは忘れるからかもしれません。
相手の話を聞いても忘れてしまうのは、自身に経験値が足りず話題の引き出しがないからです。
会話の経験さえ積めばいつか覚えられる日は来るでしょう。
それは口下手を克服し、雑談が得意になる一歩を踏み出したということです。

ABOUT ME
しま
しま
インフラ寄りのSES技術者に従事してはや6年目。 エンジニアと名乗れるくらいにエンジニアリングしたい今日この頃と去年も言ってた。 最近はジムで走るか本読んでる。沖縄か千葉に縁がある人とは多分友だちになれる。
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