OneStep日記

人との関わり方を変えて寂しさを手放す2方向のアプローチ

火ねずみ

新年を迎えて、新しい目標を立てた人もいるかもしれない。
健康の目標、家族の目標、仕事の目標など色々とカテゴリ分けはあるけれど、
他の誰かと関わらない自分だけの目標のみにする、というのも何か危うさを感じる。
ちょっとだけクローズアップして考えてみたい。

人間関係を含まない目標設定だけでずっと生きていれば、
望ましい人間関係のことを考える機会は少なくなっていく。
それが続けば、後から気付いた時に後悔の残る結果になるかもしれない。
そうなりたくないと思っていても、ものの見方が欠けていると可能性が高くなりそうだ。

例えば、気軽に話のできる友達がいなかったり、
仲が悪くて仕事がやりにくい会社の同僚と一緒だったり、
家族と疎遠になってしまったまま放っておいたり、
こういうものが続く時に何を感じるのだろうか。あるいは寂しさかもしれない。

この記事では、自分の理想に沿った人間関係作りを自由にできるようになる考え方を模索し、
今とは違った視点を見つけて一年後の自分が楽しくなるような、
そんな人間関係を作っていける仕掛けはないかなぁ、ということを考えてみたい。

目標設定とは、少しだけ未来を眺めてみること

目標設定といえば、難しいと思ったことがあるかもしれない。
例えば、目標設定を「少しだけ未来を眺めてみること」と捉えるとしたらどうなるだろう?
あるいは、言語が得意な人は言語で、イメージが得意な人はイメージで、
体感覚が得意な人は体感覚で”未来を眺める”ということができるのかもしれない。

実は、「このまま行ったらどうなるだろう?」が現在の延長線ということになる。
現在の延長線は未来の一つだけど、それは自分で設定したものだろうか?
本当に自分が設定したい未来とは、現在の延長線には無いけど時間軸のどこかにはある、
「こういう方向に行きたい」という未来ではないだろうか?

例えば、気軽に何時間でも話し込んでしまうような友人、
言いにくいことでも話せて高いパフォーマンスで成果を出せる協力関係の同僚、
普段のちょっとしたことでも深い悩み事でもお互いに相談に乗れる家族。
本当は望んでいることを、忘れてしまっていることはあるかもしれない。

目を向けてしまえば、後は自分が望む方向に勝手に動き出すもので、
見えていなかった過去の成功体験が見えることがある。
例えば、仕事の関係性が変わったのなら、
同じアプローチが友達や家族との関係性にも使えたりしないだろうか。

未来から変えること、現在から変えること

未来を眺めることで、現在にある手掛かりが見つかって、また未来を眺める手がかりが見つかる。
こういう形で、未来と現在を行ったり来たりする構造は結構ある。
人間関係の未来を眺める時に、今ある人間関係から手がかりが見つかったりする。
もしそれでも、今ある人間関係から手がかりが見つからなかったとしたらどうしよう?

目標設定のためのアプローチにはもう一つ方向性があって、
それは全く繋がりが無かったものに触れることでアイディアが生まれるというもの。
未来を眺めて変える方向性を見つけるの反対で、
現在を先に変えてしまおう、という考え方もあると思う。

これを考える時は、いきなり全部を一気に変えるのは怖すぎる。
見えていないだけで、大事な繋がりがあるから成り立っている可能性があるのだから、
その可能性を無視して全部リセット!というのは思わぬ失敗になることもある。
変えるなら、少しずつ、だけど確実に変化が起こる方向に。

思えば、私が会社員を辞めたのだって、少しずつ変えて行った結果なのだ。
OneStepには経営者もフリーランスも会社員もいる。
色々な人の話を聞いて変化していったから、変わったことでもある。
少なくとも、会社員しかいないコミュニティで働き方を変えるのはだいぶエネルギーが必要になる。

双方向のアプローチが未来を変えていく

未来を眺めて自分が望む人間関係を築くことを考え、過去の成功体験を見つけていくこと、
全く繋がりのない要素に触れることでアイディアを生む現在の変化を促すこと。
両方向からアプローチすることで、今とは違う関わりが生まれていく。

こうべを挙げて山月を望み、こうべを低れて故郷を思う、かな。

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